月経困難症の下腹部痛、膨満感を防ぐ低用量ピルの効果

生理時になると起き上がれないくらい苦しいと感じる方がいます。
だるさや強い下腹部痛、膨満感、吐き気、食欲不振やいらいら、うつなどこれらの症状で月経時に通常の生活を送るのが困難になってしまう方もいるのです。
こうした腹部の痛みや膨満感を伴う月経時の症状を月経困難症と呼びます。
月経困難症はあくまでも月経時のものですがこれにくわえ、月経前症候群という症状に悩まされる方もいます。
月経前1週間程になると頭痛や腹痛、膨満感等に悩まされ、精神的にもイライラしたり、うつ状態になってしまうのが月経前症候群です。
こうした症状で実に半月も辛い状態が続いてしまう方には低用量ピルを処方して治療するケースがあります。
低用量ピルとはエストロゲンとプロゲステロンという二つの女性ホルモンのバランスを人工的に調整して、こうしたさまざまな女性特有のつらい症状を改善するものです。
ピルはエストロゲンの含有量によって中用量ピル、低用量ピルなどの種類がありますが、日本では1999年に低用量ピルの処方が認められるようになりました。

低用量ピルは月経困難症の改善に効果的で、腹痛や膨満感などの症状を軽くする働きがあります。
また、安全で副作用が少なく、幅広い方に効果が出るので治療としても効果的ですが、同時に避妊薬としても高い効果があります。
決められたサイクルで飲み続けることで、98%の確率で避妊を成功させることが出来るので、最も確実な避妊法と言われています。

このように低用量ピルは女性の月経にまつわる、腹痛などのつらい症状を改善して、女性が自分の意志で避妊することをサポートしてくれる、生活のクオリティを引き上げることができるものなのです。

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